冬服をしまうのはまだ早い?寒暖差が激しい4月の冷え&春の不調対策

妊活コラム

本州では広い範囲で桜が満開になり、すでに散った地域もあります。4月は本格的に春が始まるシーズンです。
しかし不定期に寒気が南下することがあり、夜はまだ防寒しないと強い冷えに襲われることがあります。なかなか体温調整が難しい時期ですが、「上半身は軽めの服装」「足元を温める」にすると、比較的対応しやすいと思います。
なるべく体を冷やさない工夫と、適度に筋肉を付けて体温を作る習慣を付けましょう。

春は特にイライラしやすいシーズンです。イライラすると興奮して血流が悪化するので、普段よりもリラックスできる習慣を意識すると良いでしょう。

まだ寒波が到来することも!冬服はまだ片づけないで

本州では桜が散る季節になりましたが、今でも時々寒波が到来します。特に早朝、夜間は1ヵ月前まで巻き戻ったような低温になることがあります。

冬服を片付けるシーズンですが、最低でも冬着は1着残しておきましょう。GWが終わるまでは気候が不安定で、急に冷え込むことがあるからです。
上着は薄手にして、下着で冷え対策をするのをおすすめします。保温下着は、レッグウォーマーと腹巻は必須です。暑い日でも足元は冷えやすいので、生活に支障がなければレッグウォーマーは冬用のもので構いません。首筋が寒いときはストールを巻くと良いでしょう。

4月はカーディガンなどで、薄着を着重ねすると適度に保温できます。
面倒ですが、寒暖差が激しいときはこまめに着る、脱ぐを繰り返しましょう。

春はイライラしやすい季節

春は浮足立つ季節です。何もないのにそわそわ、イライラしやすい時期ですが、何故そうなるのでしょうか。
東洋医学の考え方では、「肝」は感情や気の流れと関わっているとされます。(いわゆる肝臓とは別の概念です)
肝は気を全身に巡らせる役目がある場所と考えられ、春に酷使しやすいと言われています。
冬の間はほとんど水が流れない川に、突然大量に水が押し寄せてくるのを想像してみましょう。その水は透明でなく、泥などを含んだ濁った水のはずです。どうしても流れ始めはトラブルが起きやすいものです。

肝は怒りを表す場所とも言われ、負担がかかるとイライラしやすくなります。
イライラするのは交感神経が優位になっている状態で、血管が縮み、血流が悪くなります。
さらに肝が弱ると不眠など、睡眠トラブルも起きやすくなります。
就寝時間にしっかり寝ることは女性ホルモンの正常な分泌に欠かせません。それが妨げられると、妊活に良くない影響を与える可能性があります。

意図しない感情の変化で心身ともダメージを受けやすい時期ですが、対策をすることである程度和らげることはできます。

春のイライラと冷え対策は?

イライラなど春の不調は、運動、食事、リラックスである程度改善させることができます。
これでも改善しない場合は別の原因があるかもしれません。不妊治療でホルモン剤を服用すると一時的に不調になることがあるので、処方されている病院と相談しましょう。

・適度な運動

気をスムーズに巡らせるには、適度な運動が最適と言われています。
気を巡らせるための運動は散歩など軽い運動で構いません。スッキリする程度に体を動かしましょう。
程よい気温で外に出やすい時期なので、ぜひ春の花や新緑を愛でながら歩いてみませんか。

・酸味、香りの良いものを食事に取り入れる

気は酸味や良い香りの食材で発散できると言われています。
レモンなど柑橘類、食酢、梅干しなど酸っぱいものを少量取り入れましょう。
注意したいのは摂取量です。過度に摂取すると胃腸を痛めるので、自分が美味しいと感じる程度の量で充分です。酢の物、紅茶にレモンを浮かべる、米を炊くときに梅干しを数粒入れるなど、簡単に取り入れることができます。

春はフキノトウ、セリなど香りが強い野菜の旬です。これらの香味野菜も気を発散させるはたらきがあると言われ、気分をすっきりさせます。
苦味やクセが強いので苦手なら無理に摂取しなくても構いませんが、普段は苦手でも今だけは美味しく食べられることもあります。一度はチャレンジしても良いかもしれません。

・風呂やマッサージ、お花見などでリラックスタイムを

精神が不安定なときはリラックスするのが一番です。しかし、リラックスする!と気を張ってもリラックスはできません。
簡単なリラックス法は風呂に入ることです。水の浮力で重力から解放され、温かい湯で全身が温まる風呂はリラックス効果も抜群です。4月は年度初めで慌ただしい時期ですが、できるだけシャワーで済ませずにお風呂を入れましょう。

4月は桜など花が咲き誇る季節です。本格的な花見も良いですが、花を眺めながら歩くのもリラックスできます。
心身のバランスをとるのが難しい季節ですが、あまり無理せず、仕事が終わればゆったり過ごすことを意識しましょう。



参考サイト

安田ひろふみ処方箋漢方薬局 春の体調不良はなぜ起こる?薬剤師が教える「春のゆらぎ」と東洋医学的セルフケア

鍼灸Tadauchi 【鍼灸師が解説】春の不調の原因と対策|東洋医学で「肝」をケアするセルフケア

第75回日本自律神経学会総会 / レクチャーシリーズ1「冷え性と自律神経」

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