夏の温活は寝る前に!寝冷えを防ぐ保温対策を忘れずに

妊活コラム

異常気象と言われて久しいですが、今年の日本は例年にない異常な暑さに見舞われています。
海流の変化や海水温の上昇などが理由とされています。

こんな時期なので、今は温活を忘れて、徹底的に身体を冷やす対策を優先しましょう。
レッグウォーマーや腹巻は取り、サンダルでクーラーの冷えたエリアに入り、氷がたっぷり入ったアイスコーヒーを積極的に摂りましょう。
この酷暑は、妊活ではNG行為と言われる冷え習慣が存分にできる、絶好の機会です。

クーラーをしっかり効かせた部屋でも、喉が渇いていなくても定期的に水分補給を行いましょう。
酷暑の時期が過ぎるまでは身体を冷やし、適度な水分補給を続けましょう。熱中症で命に関わります。

しかし、一つだけ気を付けたいのは、就寝時の寝冷えです。眠っている間もクーラーを付けないと熱中症になりますが、どうしても冷えやすくなります。
今の時期は「寝る時だけは最低限の温活」だけを心がけましょう。

就寝前はズボンと、薄手のレッグウォーマーだけでも履きましょう

夏場はワンピースで寝る方もいますが、ズボンを履いて寝ましょう。暑いので半ズボンで構いません。
ズボンでお腹とお尻を保護するだけでも、下半身の過剰な冷えを防ぎます。

就寝中は体温が下がるので、足首だけは保護したほうが良いでしょう。薄手のレッグウォーマーを足首に付けるだけでも、程よくクーラー冷えを緩和します。
履くのは足首だけのものか、薄手の綿やシルクのレッグウォーマーがおすすめです。冬に使うような分厚いレッグウォーマーは、汗が溜まってしまいかえって冷えを悪化させるおそれがあるからです。何より寝苦しくなるので、薄手のものをおすすめします。

もし、深夜に足が攣ることがあるなら、水分不足か足の極度の冷えが原因です。
体の芯まで冷えが入っている可能性があるので、寝る前にコップ1杯の水を飲み、ひざ下までのロングレッグウォーマーを付けましょう。

かけ布団やガーゼケットを外してしまう方は、腹巻も

クーラーの設定温度が極端に低くなければ、今の時期は腹巻を外しても構わないと思います。
しかし、寝ている間に掛布団を蹴飛ばして外してしまう方は、腹巻をしたほうがより安心です。
夏場の腹巻は、できればシルク100%をおすすめします。価格は高いですが、シルク生地は汗を適度に放出し、程よく保温する作用があるからです。
一年中使えるので数枚ほど準備すると、長持ちして使えます。よく伸びるので妊娠中でも活用できるので、妊活が成功した後でも重宝します。

シルクの腹巻もバリエーションが多いですが、厚手のものは保温性が高いのでおすすめしません。薄い、よく伸びるタイプを選びましょう。薄いシルクは比較的安価です。

シルクは繊細な繊維なので、できれば手洗いをしましょう。優しく押し洗い、濯いでからバスタオルで挟んで脱水すれば汚れは落とせます。

しかし、寝苦しい、暑苦しいと感じたら外しても問題ありません。今の時期は、快適に感じる程度に「最低限の」冷え対策を心がけましょう。

温かいものを食べたくなる時は、生活習慣の見直しを

夏なのに何故か熱いラーメンや焼き肉など、熱い食べ物を食べたくなることがあります。
夏は食欲が沸かない時期なので、そうめんなど炭水化物に偏った食生活になりがちです。卵子など身体を造るたんぱく質、程よい量の脂質、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富な野菜をバランス良く摂取するには、温かいメニューが最適。
この暑い時期に温かい食べ物を求めるときは栄養バランスが偏っている、身体が冷えているなど、さまざまな原因が考えられます。ビールなどアルコールの飲みすぎも、冷える原因です。
今の時期は対策しなければ熱中症に陥るので、身体を冷やすのが第一です。しかし、どうしても過剰に冷えやすいので、最低限の冷え対策も忘れずに行いましょう。

食生活の見直しも大切です。そうめんを食べるときは卵焼きや肉類、夏野菜を添える、具材が豊富な冷やし中華にするなど、冷たいメニューでもバランスよく食べられるものがあります。
刺身定職に野菜の小鉢を付けるなど、たんぱく質、脂質、ビタミンとミネラルのバランスを考えてメニューを選ぶことも大切です。
冷たいうどんに天ぷらを乗せるのも美味しいですが、脂質過多になるので程々の量に留めましょう。

暦の上では間もなく秋!いつ寒い季節が来ても良い準備を

2024年は8月7日から立秋に入ります。
信じられないほど暑い日々ですが、暦の上では、間もなく秋が始まります。
秋は乾燥しやすく、目や肌など皮膚トラブルが起こりやすくなります。立秋が過ぎると暑くても、ねっとりまとわり付くような暑さから、少しずつカラっとした渇いた暑さに変わります。(台風接近などで、一時的に湿度が上がることもあります)

地域によっては、ある日突然気温が下がって「秋」を実感できる時期になります。
都市部はまだまだ暑さが続くと予想されますが、いつ暑さが去っても良いように保温下着の準備だけは整えておきましょう。

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