北海道を除き、全国で梅雨が始まりました。
梅雨は雨が多いだけでなく、湿度や気圧の変化、体の冷えなど、梅雨は温活には過酷な季節です。
冷房のある部屋と、そうでない屋外との寒暖差で身体が冷えやすい時期でもあり、自律神経が乱れやすくなります。温活にはいちばん難しい時期かもしれません。
こんな時期は完璧を目指すのは止めて、ある程度の冷えは許容したほうが良いでしょう。たとえ冷えても問題はありません。リカバリー方法を日常的に取り入れることで、無理なく体調を整えられます。
湯船に浸かる習慣を
雨の日は傘や雨合羽を着ても、足元や手首などの濡れは避けられません。冷えや不快感を解消するためにできれば早めに拭くことをおすすめしますが、通勤で慌ただしい時は難しいでしょう。
そこでおすすめなのは、風呂に入る習慣です。
梅雨の時期は、気圧や気温の変化、ベタベタする高湿度で心身にストレスがかかりやすい時期です。ストレスを受け続けると自律神経も乱れやすくなります。
自律神経のバランスは、女性ホルモンの分泌や基礎体温にも影響するおそれがあり、できるだけ悪影響は減らしたいものです。意識して心身のコンディションを整えましょう。
そんな時期におすすめしたいのが、湯船に浸かる習慣です。38~40℃ほどの、ぬるめの湯に10〜15分程度浸かると良いでしょう。
・水中の浮力で身体が浮き、緊張がほぐれやすい
・ぬるめの湯に浸かると副交感神経が優位になり、リラックスできる
・副交感神経が優位になると、寝つきが良くなりホルモン分泌が促されやすくなる
・血行促進で十分な量の血流が全身を回る
冷えは子宮や卵巣の働きを妨げると考えられています。つい面倒でシャワーだけで済ませたくなりますが、ぜひ湯船に浸かりましょう。妊活中のセルフケアだと意識すれば、自然と習慣化できると思います。
室内運動を始めてみる
適度な運動は血行が良くなり、体重維持と妊活にも良い習慣です。
しかし雨の日に無理やり外でジョギングやウォーキングをするのは、よほど好きでなければおすすめできません。
ジムに通うのも良い選択ですが、ジムによっては感染対策があまり熱心でなく、新型コロナウイルスなど、妊活に悪影響を与える感染症に罹るリスクがあります。換気や消毒などに力を入れる、感染対策をしたジム以外は避けた方が無難でしょう。
おすすめなのは室内運動です。
家庭用の簡易的なウォーキングマシンやエアロバイクを使えば、外で運動するのとほぼ同等の運動量が得られます。
Youtubeなど動画サイトで、ヨガなど「ゆったりできる」室内運動のチャンネルを活用すれば、副交感神経が優位になりリラックス効果も期待できます。
逆に、筋トレや有酸素運動のチャンネルならストレス発散でスッキリし、ダイエット効果も期待できるでしょう。
その日に合わせて自分に合う室内運動を続けてみましょう。
運動系チャンネルは無数にありますが、初心者でも気軽に始められる動画もあります。その一例をご紹介します。
B-Flow|【ゆるヨガ】 柔軟性ゼロから始める! 体が硬い人のためのヨガ☆ #394
ヨガ初心者向けのチャンネルです。20分弱の短時間で深いリラックス効果があるヨガが体験できます。
くろまめチャンネル|【自宅で運動】血糖値を下げる筋トレ×有酸素
糖尿病専門医監修の有酸素運動です。血糖値を下げるのが目的ですが、簡単な動作で楽しく有酸素運動ができます。負荷が軽くなりますが、座ってでも行えます。肩こり改善にも。
薄い腹巻と、カーディガンは忘れずに
梅雨の時期は汗をかきやすく、保温下着が濡れやすくなります。
塗れた下着は身体を芯まで冷やしてしまうので、梅雨の時期の温活は素材選びが大切です。
シルク素材なら程よく保温しながらすぐに乾燥するので、一日中着けるアイテムはシルク素材がおすすめです。値は張りますが、シルクの腹巻は薄くて保温性が高く、通気性も良いので、今から夏の終わりまで大活躍するでしょう。
短い腹巻は丸まってしまうので、できれば胸からお尻まで隠れるロング腹巻をおすすめします。
32℃以上で湿度が高い日は熱中症リスクが上がるため、腹巻を外しても構いません。
綿は水分を保持しやすいので、汗や雨などで濡れたら早めに交換しましょう。
レッグウォーマーや靴下などは雨で濡れやすいので、職場に着いたら履き替えましょう。
服は薄着で構いませんが、肌寒いと感じたらすぐにカーディガンを羽織り、保温する習慣を付けましょう。
普段なら避けるべき冷たいドリンクですが、気温が高く蒸し暑い日は解禁しても良いでしょう。体内温度を手軽に効率よく下げるには、体内に冷たいものを入れることが効果的です
熱中症リスクがあるほど気温と湿度が高い日以外は、冷たいものは程々の量にして温かいドリンクも間に入れましょう。
冷えが入ると筋肉が緊張して血行が悪くなりますが、熱中症リスクが出るほど体内温度が上がると健康被害が出ます。「ちょっと冷えすぎたかな?」と感じたら温かいコーヒーやお茶を飲むなどして、うまくバランス調整をしましょう。
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