
2026年もコロナワクチンの接種が始まります。5種類のワクチンの違いを解説します。
世間ではほとんど話題に上がらなくなりましたが、2026年もコロナワクチンの自費接種が始まります。今年は9月後半~10月ごろから接種を開始する医療機関が多いようです。(65歳以上の方に向けた定期接種は10月から)
現在は、若い世代なら新型コロナに感染しても、ただちに命を奪われるリスクはほぼありません。しかし後遺症が残ると妊活に支障をきたすことがあります。
何よりも、妊娠時に新型コロナに感染すると、母子ともに大きなリスクがあります。少しでも安心して妊活を続けるためにも、接種をご検討ください。
2026年も新型コロナワクチンの任意接種(自費)が9月後半〜10月頃に始まる。65歳以上は10月から定期接種が行われる。若年層の重症化リスクは低いものの、後遺症が妊活に影響する可能性や、妊娠中の感染リスクを考えると、妊活中の接種は検討価値が高い。
2026年に日本で使用が認められたコロナワクチンは5種類
2026年に接種できるコロナワクチンは以下の5種類です。
・ファイザー(コミナティ®)
・モデルナ(スパイクバックス®)
・第一三共(ダイチロナ®)
・Meiji Seikaファルマ(コスタイベ®)
・武田薬品工業(ヌバキソビッド®)
多くの方が1度は接種したファイザー、モデルナに加え、従来型の製法で作られた武田のヌバキソビッド®、純国産ワクチンの第一三共のダイチロナ®、次世代の技術で作られたMeiji Seikaファルマのコスタイベ®など、選択肢が増えました。
65歳以下の方は全額自己負担の任意接種になるため、金額は一人あたり15,000円ほどが相場です。
ファイザー(コミナティ®)
2021年に実用化された、世界で最も普及しているコロナワクチンです。日本国内のシェアも高く、多くの医療機関で取り扱われています。
特にこだわりがなければ、ファイザー一択になるでしょう。
m-RNAワクチンで、コロナウイルスが細胞に取りつく「足」(スパイクタンパク質)の設計図を注入し、体内で感染の予行訓練をさせます。
モデルナ(スパイクバックス®)
ファイザーとほぼ同時に実用化されたm-RNAワクチンです。2026年から1人用の注射製剤になり、流通しやすくなりました。
2026年のモデルナワクチンは、コロナウイルスのスパイクタンパク質のうち、細胞に取りつく部分(受容体結合部位(RBD)・N-末端部位(NTD))だけをm-RNAに書き込んだワクチンです。
容量が0.2mLと少ないのも特徴です。
第一三共(ダイチロナ®)
第一三共が開発した、純国産のm-RNAワクチンです。国産を積極的に使用したい方には選択肢になるでしょう。
Meiji Seikaファルマ(コスタイベ®)
自己増幅できる次世代型m-RNAワクチンです。
一般的なm-RNAワクチンはコロナウイルスのスパイクタンパク質の情報をm-RNAに書き込んだものを使用しますが、コスタイベ®は「書き込むプリンターの情報」を使うのが特徴です。
おおよそ8日間ほど、体内でスパイクタンパクの情報を複製して、抗体を作る働きを促します。抗体が長持ちするなどの利点があります。
武田薬品工業(ヌバキソビッド®)
従来型の製法(組換えタンパクワクチン)で作られた唯一のワクチンです。
副反応がm-RNAワクチンに比べて穏やかという声もあり、なかなか休めない方には良いかもしれません。m-RNAワクチンに抵抗がある方にもおすすめできます。
どこで接種する?治療中の医療機関にもご相談を
以前は集団接種会場などがありましたが、現在は接種できる医療機関は自力で探す必要があります。
医院検索サイトで探すことができますが、情報が古いことがあるため、必ず事前に電話などでご確認ください。
参考:病院なび 新型コロナワクチンの任意接種が受けられる病院・クリニック
5種類のワクチンが認可されましたが、特にこだわりがなければファイザーがほぼ唯一の選択肢になります。ふだん取り扱っていない医療機関でも、要望を伝えれば、取り寄せてもらえる可能性があります。
不妊治療で医療機関を受診している方は、その医療機関で接種できるかもしれません。ぜひ医師や看護師にご相談ください。
2人で予約しないと接種できないワクチンもあります
ファイザー、モデルナ、第一三共は1バイアルにつき1人分なので、個人で予約することができます。
気を付けたいのは、Meiji Seikaファルマと武田薬品です。この2社は1バイアルにつき2人分のため、2人以上同時に予約する必要があります。
これらのワクチンを希望される方は、ご夫婦やカップルで接種すると良いでしょう。
2026年の日本国内のコロナワクチンは、5社合わせて約702万回分しかありません。1億人を超える日本の人口に対して、1割にも満たない数です。約5,190万回分作られるインフルエンザワクチンに比べても、かなり少ないです。
価格や副反応などを理由に接種を躊躇する方もいると思いますが、悩んでいる間に在庫がなくなる可能性もあります。任意接種は9月下旬ごろから始まるので、できれば早めに予約を入れましょう。
参考サイト
厚生労働省 2026/27シーズンの季節性インフルエンザワクチン及び新型コロナワクチンの供給等について
医療情報は難しくなりがちですが、できるだけ“やさしく・ていねいに”伝えることを大切にしながら、専門家として正確な情報発信に取り組んでいます。医療の知識やデジタル領域の経験を、妊活に向き合う方の不安を少しでも軽くできるような形で届けたいと考えています。
得意領域:Web戦略設計、サイト改善(UI/UX)、SEO対策、アクセス解析、広告運用、コーディング、アプリ開発
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。






この記事へのコメントはありません。