梅雨到来!ジメジメ高湿度と梅雨冷えに負けない体力つくり

妊活コラム

梅雨のシーズンに入りました。6月は「雨」という体を冷やす水分と、寒暖の変化が襲う、冷え対策が大変な時期です。
着込めば良い冬に比べると対策が多いですが、面倒がらずにこまめにケアする、用意することで対策できます。
「濡れたらすぐ着替える」「首を温める」「風呂に入る、温まる食材を適量摂取する」と、身体の外と中からこまめな対策を行いましょう。

対策が難しい「雨の濡れ」は、「濡れを放置しない」ことで対策を

梅雨の冷え対策でいちばん厄介なのは、物理的に身体を冷やす水=雨に濡れる機会が増えることです。通勤時や買い物など、日常生活で濡れるリスクが上がる時期です。
靴下など衣類に付いた水分は、蒸発するときに熱を奪います(気化熱)。そのため「蒸発する前に水分を取り除く」ことが最大の冷え対策になります。

梅雨の時期は、雨が降っていなくてもレインシューズを履くことをおすすめします。足元の濡れは身体を冷やす元凶になるので、まずは「足を濡らさない」対策は必須。晴れ予報でも突然雨が降ってくることが珍しくないので、無理のない範囲でレインシューズを履いて行動しましょう。特に梅雨後半には突発的な豪雨が降ることがあります。

靴下やストッキング、Tシャツの替えを持ち歩くのもおすすめです。特に靴下は1足準備しておくと安心です。もし濡れたときは、すぐに履き替えましょう。
上着が濡れたときに拭くために、少し大きめなハンドタオルも準備しましょう。大きめのタオルなら腕や頭などが濡れた時でもすぐに拭けます。持ち運びが面倒なときは、更衣室のロッカーなどに置いておきましょう。

強風の日は傘よりも雨合羽のほうが濡れにくくなります。あまりにも悪天候が予想される日は、可能ならリモートワークに切り替えて無理に外出しないことも一つの方法です。



「梅雨冷え」対策は「体の外と中から、こまめに温める」ことで解決

雨が降ると低気圧になり、気温も下がります。雨が上がると気圧が上がり、急に蒸し暑くなります。梅雨の時期は「梅雨冷え」に悩まされる機会が増えるでしょう。
さらに気温や気圧の変動は自律神経に負担がかかり、ダメージを与えます。最近は「気象病」で知られるようになりましたが、気象の変化に身体が耐えられずに頭痛やめまい、古傷の痛み、身体のだるさが出やすくなります。
梅雨は天候が不安定なので、気象病のリスクが上がる時期です。特にPMSや月経不順がある方は自律神経が不安定なことがあり、気象病になりやすい傾向があります。
耳(内耳)が敏感な方も、気象病リスクが上がります。

気圧の変化は対策が難しいですが、温度変化の対策はできます。汗が溜まりにくく保温性が高いシルク製の腹巻をする、首や足首にストール、薄手のレッグウォーマーを着けて保温する、着替えのカーディガンを持ち歩き、肌寒いと感じたらすぐ着るなど、こまめな対応が必要です。
面倒くさいと放置せず、すぐに対策することが自律神経を守ります。放置すると倦怠感が悪化して、ますます面倒になりかねません。

飲食もこの時期は、なるべく温かいものを選びましょう。蒸し暑いのでアイスコーヒーなど冷たいドリンクを飲みたくなりますが、気温が32℃を超えていない日はホットのほうが無難です。暖かいものを飲むと体調が落ち着き、何となく動きやすくなります。
ただ、熱帯低気圧の接近などで気温が急上昇している時は別です。熱中症を防ぐためにも適度に冷たいドリンクを飲んで体を冷やし、こまめに水分補給しましょう。
食事も冷たいものより常温~温かいもの、味噌汁など温かい汁物を付けるだけでも体調は大きく改善します。血行が良くなるショウガなどを適量使うのも効果的です。

風呂でゆっくり温まる習慣を

自律神経は、興奮や覚醒を促す交感神経と、リラックスを促す副交感神経が交互に働き、身体を一定の状態に保つはたらきがあります。自律神経はストレスや夜更かしなどでも乱れやすく、卵胞の育ち方にも悪影響を起こすおそれがあります。
気象の乱れ、ホルモン分泌の乱れなどでストレスが続くため、交感神経ばかり活発になりやすくなります。

それをリセットして副交感神経優位にするには、風呂にゆっくり浸かるのが一番です。
少しぬるめの風呂に10分以上浸かると、深いリラックス効果になります。副交感神経が働くので、自律神経を整える効果も期待できます。
ぜひ梅雨の時期は、毎日風呂に入りましょう。
そして、できるだけ同じ時間に寝て起きる習慣を付けましょう。同じ時間に寝ることで自律神経を整えやすくなります。
梅雨は普段より対策が増える時期ですが、「こまめなケア」でうまく対処できます。準備をする、すぐ対処するなど、先手の対策でうまく乗り越えていきましょう。



参考サイト

ツムラの薬養酒 今日からできる冷え対策 夏
第一三共ヘルスケア 自律神経の乱れに伴う症状とは? 将来の生活習慣病リスクにもつながる?

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