妊活はなにからはじめたらいい?

妊活コラム


結婚して時間が経つのに、なかなか子供が授からない。
妊活という言葉が頭を過ぎるけれど、なにから初めて良いか分からない方はたくさんいます。
妊活は何から始めると良いのでしょうか。まずは「基礎体温を付ける」「生活習慣の改善」「一定期間の間に妊娠しない場合は、病院を受診」の3つを始めましょう。

妊娠率は年齢とともに下がる

人間は一年中妊娠できますが、その代わりに「妊娠率が低い」のが特徴です。
一番妊娠しやすい年齢(20代前半)の健康な男女の間が理想的なタイミングで挑戦しても、1回の妊娠率は20%から30%ほど。
妊娠は、健康な男女でも意外と難しいものです。

1年間、避妊せずに性交をした妊娠率は20代前半では80%を超えますが、20代後半には70%代、さらに30代後半は52%まで低下します。
40代前半は36%、40代後半は5%と急激に下がっていきます。
特に、女性が35歳以上になると妊娠率が下がり、流産率が上がります。

奥様が35歳以上の場合は、性交渉をして半年をめどに不妊治療を行う婦人科に検査を依頼することが良いとされています。
年齢以外にも不妊の原因はあるので、35歳より若い方も半年から1年ほどで婦人科に相談することをお薦めします。

基礎体温を測ろう!

病院の世話になるのは抵抗がある、まずはセルフケアで妊活しよう、という方にお薦めなのは「基礎体温を測る」こと。
基礎体温とは「人体が生命維持できる最低限度の体温=寝ている間の体温」のこと。
排卵のある女性の場合は、排卵前と排卵後で基礎体温が変わるのが特徴です。

基礎体温を測るためには、基礎体温を測る「婦人体温計」と、記録を付ける「基礎体温表」が必要です。
基礎体温表は手で書き込む手帖タイプと、アプリに入力するタイプがあります。
アプリに入力するほうが簡単ですが、個人情報保護のために手帖タイプを選ぶ方もいます。
検温と同時に、基礎体温表アプリに自動集計される体温計もあります。

基礎体温の測り方は簡単です。「朝、目覚めたら布団から出ずに、そのまま婦人体温計を口に含んで検温する」だけ。
検温した数字を基礎体温表に書き込めば終わりです。
毎日繰り返す必要はありますが、習慣化すればそれほどの手間にはなりません。
1日や2日くらいは検温を忘れても構いませんが、初めの3周期は毎日検温することをおすすめします。



基礎体温表を付けると、排卵期が分かりやすくなる

基礎体温表は、あなたの身体の状態を教えてくれます。
排卵がある女性の場合、月経1日目から、次の月経1日目までの期間(1周期)のうち、前半(卵子が育つ時期・卵胞期)は体温が低く、排卵期にさらに下がり、後半(妊娠に備えた時期・黄体期)に体温が0.6度ほど上がります。
月経周期は理論上28日ですが、健康な女性でもきっちり28日という方は多くありません。25日から38日なら正常範囲です。

基礎体温を測ると、排卵期にグッと体温が下がり、その次の日から数日かけて体温が急上昇するのが分かります。これは排卵を終え、卵を包む物質(卵胞)が黄体ホルモンという、妊娠しやすい身体づくりを支えるホルモンを分泌するため。
性交のタイミングは、排卵に近づいた時期(できれば排卵期)がベストタイミングです。

決まった時期に月経が来ない、月経不順の方でも、基礎体温を付け続けると排卵期が把握しやすくなります。

厄介なのは、「月経があっても排卵があるとは限らない」ところ。健康な女性でも、1年に1回は排卵しないことがあります。(その場合は高温期がなく、フラットな表になります)
そのため基礎体温表は、3周期を目途に判断すると良いとされています。
基礎体温表はあくまで目安。数日ほど基礎体温が不安定でも、1周期に2つの体温に分かれていれば問題ないと言われています。
もし3周期とも基礎体温が2つに分かれない場合は、すぐに婦人科を受診しましょう。

喫煙はNG!無理のない範囲で、生活習慣の改善を

妊活の基本は生活習慣の改善です。無理のない範囲で「規則正しい生活」「食生活の改善」「適度な運動」を心がけましょう。
夜勤などがある場合は、できるだけ「同じ時間に起きて寝る」ことを心がけるだけでも、体内のバランスの崩れを防ぐことができます。

食生活は、できる範囲で自炊にチャレンジしましょう。包丁が使えなくても自炊はできます。
野菜を千切ってシリコンスチーマーに入れると、レンジで蒸し料理ができます。
寒い時期には寄せ鍋にすると、お肉や魚介、野菜がバランスよく摂取できます。ぜひ、出来る範囲で自炊に挑戦してみましょう。

ただし、無理をしてでも改善したい習慣が1つだけあります。それは「禁煙」です。
ご夫婦とも喫煙は今日から止めましょう。
喫煙は妊娠率を下げ、妊娠中の赤ちゃんの成長を妨げます。
さらに赤ちゃんの突然死「乳幼児突然死症候群」(SIDS)を招くリスクがあります。
喫煙が厄介なのは、本人はタバコを吸わなくても、周囲の人が喫煙者だと受動喫煙で同様の被害が出るところ。家族全員でタバコを止めることが大切です。

最近は禁煙外来の病院が増えているので、ぜひお近くの病院で相談の上、禁煙に取り組みましょう。禁煙したとたんに授かった、という話もよく聞かれます。



参考サイト

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