「妊娠中は葉酸を摂取した方がいい」どこかで一度は聞いたことがありませんか?
葉酸は妊婦さんには欠かすことができない大切な栄養素です。
なぜなら妊娠初期はお腹の中の赤ちゃんの脳や脊椎の元となる神経管を作るのに葉酸が必要なのです。
この時お母さんの身体の葉酸が不足していると先天異常の可能性が高くなることがわかっています。
葉酸はビタミンB群の一種なのですが、代謝に関係しています。
DNA・RNAやたんぱく質の生合成を促進する栄養素が葉酸なのです。
細胞の生産や再生を助けて赤ちゃんの発育を助けてくれます。
今回のコラムでは葉酸サプリの選び方をご紹介します。
葉酸の含有量
葉酸サプリを選ぶ時に最も重視すべきポイントはやはり葉酸の含有量です。
葉酸は妊活期間だけでなく、妊娠してから授乳期まで重要な栄養素なのですが、最も必要とされている期間が妊活期から妊娠初期(1~4か月)の時期です。
胎児の先天性異常のリスクを減らすためには、妊娠中だけでなく妊娠の1か月以上前、つまりは妊活中から一日に0.4ミリグラム(400マイクログラム)の葉酸を摂取することが望ましいとされています。
厚生労働省では妊娠活動中から妊娠初期の女性に対して、葉酸は一日に食品から240マイクログラムの他、サプリメントで400マイクログラムの摂取を推奨しています。
葉酸は赤ちゃんとお母さんの健康を支える大切な栄養素です。葉酸サプリを選ぶ際に葉酸の含有量がもっとも重要です。
安全性
これから生まれてくる赤ちゃんの為にも安全性にはこだわりたいですよね。
必ずチェックするポイントはGMP認定工場で製造されているかです。
GMPというのは「Good Manufacturing Practice(適正製造規範)」の略で、原材料の受け入れから製造、出荷まですべての過程で製品が安全に製造され、一定の品質が保たれるようにするための製造工程の管理基準のことです。
医薬品では成約メーカーに義務として課せられていましたが、サプリメントや健康食品はGMP認定工場で製造する義務はありません。そのためGMP認定でない工場で製造されているものもありますので、安全性にこだわるためにもGMP認定工場で製造されたサプリメントを選ぶことがオススメです。
その他にも国内で製造されていることや、原材料、添加物の種類・量も葉酸サプリメントを選ぶ際の基準になります。
あわせてチェックしておきたいのは農薬試験、アレルギー試験、放射能試験を行っているかも安全性を確かめるのには有効です。
形や飲みやすさ
葉酸サプリは妊娠活動中から授乳中まで長い間飲み続けることが推奨されています。
ですのでサプリの飲みやすさはとても大切です。
錠剤なのかカプセルなのか、飲みやすさは人によって違うと思います。
錠剤だとのみやすい反面、臭いが気になることもありあります。
妊娠初期だと悪阻(つわり)もあるため葉酸サプリ形状、飲みやすさはとても大切です。
見落としがちなのは、一日にサプリメントで摂取すべき量の葉酸(妊活中であれば400㎍)をみたすには何粒が必要なのかも重要です。
価格
葉酸は妊娠活動中から妊娠初期まで摂取し続ける必要があります。
継続していくことですので価格も大切です。
葉酸サプリの価格はもちろんのこと、送料はどれだけかかるのかも重要です。
葉酸サプリが毎月送られて来て、そのたびに送料がかかっていては送料だけでもけっこうなお金がかかってしまいますよね。
また、継続利用によって割引があるのか、解約はすぐにできるのかなどもチェックしておきましょう。
葉酸の他にも含まれている栄養素
カルシウムやビタミン等の健康や美容にも役立つ成分が入っている葉酸サプリもあります。
カルシウムは骨を作るのに必要で、鉄は血液を作るのに必要な栄養素です。
ビタミンB12やビタミンCは葉酸と相性がいいといわれている栄養素です。葉酸サプリで一緒に摂取できたらいいですね。
しかしこれは「あったらいいな」くらいのものであり、葉酸サプリを選ぶ際に重要視する部分ではありません。
配送方法
長く続けるものですから葉酸サプリが送られてくるときのことも考えておきましょう。
宅配便の様に対面で受け取る必要があるのか、メール便でポストに投函されるのかによっても負担は全然違いますよね。
最近では置配も利用できますが、服用するものですので長時間外に置いておくのは心配ですよね。
自分が葉酸サプリを飲むペースに合わせて発送ペースを調整できる商品もあるのでこういうところもチェックしておきましょう。
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